B棟管理者 野田 良典
2019年の開設時より管理者を担われた田角勝先生、その後を引き継ぎご尽力いただいた武田洋子先生の後任として、2024年4月より管理者を拝命いたしました。
B棟の事業は「社会福祉法人 全国重症心身障害児(者)を守る会」が大田区から受託運営している医療と福祉の連携による総合的な障害者支援です。重症心身障害児(者)の短期入所と発達障害児への対応を柱に、行政や学校とも協力しながら、相談・診療・療育・放課後等デイサービスなどの事業を展開しております。
開設から5年が経過し、先任の先生方の努力と区のご支援の賜物でようやく事業が円滑に進められるようになってきたと感じます。一方で、今後に向けて取り組むべき新たな課題もたくさん見えてきています。
「最も弱いものをひとりももれなく守る」という全国重症心身障害児(者)を守る会の基本原則を大切にしつつ、より多くの区民の皆様に当施設を安全安心にご利用いただけるよう努力してまいりたいと思います。
B棟医長 小林 梢
2024年4月より、短期入所部門を担当させていただくことになりました。2019年の開設時から、週に1回の非常勤職員として勤務しておりました。これまで大学病院の小児科でたくさんの診療に携わり、その経験から基礎疾患とされるものがある方、そのご家族をサポートすることに重きを置いた仕事をしたいと強く思うようになりました。
保護者やきょうだい児の心身の安定は、家族にとって非常に重要です。ご利用いただく方については、家族以外にケアされる経験も重要と考えます。さぽーとぴあの利用を通じて、できるだけ多くの方が笑顔になる時間が増えることを目標に、スタッフと協力して安心して来所していただける施設を目指し、努力してまいります。
大田区立障がい者総合サポートセンターB棟 理念
最も弱いものをひとりももれなく守る
基本方針
1.重症心身障害児(者)及び発達障がいのある児童に対して、医療と療育を総合的に実施するとと もに、質の高い支援を行い、ご利用者が満足のいくサービスとなるよう最善を尽くします。
2.重症心身障害児(者)及び発達障がいのある児童の人権を尊重し、生命の尊厳を守りながら、心 の通った支援、サービスを提供します。
3.職員は他職種と協力して、重症心身障害児(者)及び発達障がいのある児童だけでなく、その家 族も支援します。
4.研修などの充実により、専門職としての能力向上を図り、役割と責任を果たします。
5.地域との交流を図り、障害のある人も共に支え合う地域づくりを目指します。